故郷よりの手紙

日記、感想、メモ、愚痴を書いています。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

失踪から11年 ネパール人留学生の行方は

2009年8月31日、サヌ・ラル・マハルジャンのもとに一本の電話があった。福岡市にあるアジア日本語学院に留学中の娘、サビナ・マハルジャンが学校にもアパートにもおらず、消息が不明だと言うのだ。 すぐさま父親はネパールの警察に届けを出し、自国と日本の…

心臓に酸を注射されて殺された少年

2008年10月26日、ハビエルモレナという5歳の少年がメキシコシティの市場で拉致された。誘拐産業が盛んなイスタパラパでは珍しいことではない。貧困家庭の一家は市場で果物を売って生計を立てており、日曜日に市場で遊んでいた少年は姿を消し、二度と帰ってく…

メキシコの惨状 拉致された警官とその息子

YNCに投稿されたとある動画は、目を背けたくなる程の異様な凶行が写っている。 ゲレロ州山間部で撮影された動画は中年の男性とその息子が縛られ、地面に座る二人をアサルトライフルやナイフで武装した男達が取り囲んでいる所から始まる。男達は父親を木の棒…

武器としてのマチェーテ-刃物の脅威-

中南米やアフリカで起きる凶行には、銃火器やガソリンだけでなくマチェーテが使われる。この凶悪な形状の大型の刃物は、人間を殺傷するためでなく、熱帯林の藪払いや農業に用いるために生み出されたものであるが、当該地域では普及しているものだから、文字…